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お客様の声

谷口薫税理士事務所 顧客事例-「スローライフ」・「美容室ここ」

京都市山科区で美容室2店舗を経営する石橋千秋代表取締役に美容室オープンまでの経緯や現状、そして谷口薫税理士事務所との関わりについてお聞きしました。


スローライフ/美容室ここ 代表取締役石橋千秋様

(「スローライフ」「美容室ここ」について)
徹底したカウンセリングとゆったりとした空間で満足感を与えてくれる予約制ヘアサロン「スローライフ(Slow Life hair home)」。リーズナブルな価格で納得できる仕上がりとサービスを提供してくれる「美容室ここ」。ともにJR山科駅、京阪山科駅、地下鉄山科駅より徒歩3分。

「スローライフ」「美容室ここ」のコンセプト

― 経営されている「スローライフ」「美容室ここ」についてお聞かせください。 

平成19年2月に「スローライフ」をオープンしました。このお店は20代、30代の若い方を対象にした予約制のヘアーサロンです。じっくりとカウンセリングを行い、ゆったりとした暖かい雰囲気でお客様に満足いただいています。
2店舗目の「美容室ここ」のオープンは平成21年の9月。こちらは団塊世代以上の高齢のお客様がメインで、低料金ながら満足していただけるサービスを徹底しています。お時間が空いたときに気軽に来ていただける、そんなお店を目指しています。
2つの店舗は徒歩で1分と離れていない距離にありますが、それぞれにしっかりとしたコンセプトを打ち出しメインの客層を分けて経営しています。

― 代表取締役である石橋様はお店に出られているのですか?

「スローライフ」はスタイリストの飯田くんに店長として運営のほとんどを任せています。いずれは自分の店としてやっていってもらいたいとの想いからです。彼には「美容室ここ」の店長も兼任してやってもらっています。2つの店舗で正社員、パート従業員含めて12名のスタッフがいますが、しっかりとまとめてくれているので助かっています。
わたしは毎週月曜日に「美容室ここ」に出るようにしています。じつは月曜日は定休日なのですが、スタッフに手伝ってもらい店を開けています。そうすれば年中無休になり、お客様も気軽に来ていただけるのではないかと。そしていちばん嬉しいことは、しっかりとお客様と顔を合わせて会話ができることですね。これは代表取締役としていちばん大事なことなんじゃないかと考えています。
「スローライフ」「美容室ここ」店舗。それぞれの特色を生かした店づくりを行っている

美容室オープンへの想い 

― 美容室をオープンするまでの経緯を教えてください。


石橋千秋代表取締役
「若い人を応援する場所を作りたい」
わたしは若い頃に東京で美容師をやっていました。その後、20代前半で京都に来ました。こちらでも美容師をしていましたが、京都に来てから2年後には主人と出会い結婚。主人の事業を手伝うために美容師を辞めてしまいました。子供の手がかからなくなった頃に、自宅を改築し保健所に申請をして美容室を始めましたが、主人の仕事や家族の生活がメインでしたので、時間が空いているときだけ開業するといういわば内職のような状態でした。
ある日、「このまま一生終わるのは嫌だな」と思ったんです。それで主人に、「わたしは最期のときに『ああ、いい人生だった』と笑っていたい。だからちゃんとした形で美容室をオープンさせてほしい」とお願いしたんです。けっして迷惑はかけないからって(笑)。

― 美容室を経営する目的は何でしょうか?

自分で美容室を経営したいと思ったのは、わたしがお客様の前に立つのではなく、代表取締役として若い美容師を育てたい、夢を持っている若い人を応援するための場所を作りたいという想いがあったからです。

谷口薫税理士事務所との関わり

― 谷口薫税理士事務所との関わりについて教えてください。

わたしは主人の会社で経理業務を担当していますが、その会社では平成10年から谷口先生に顧問税理士をお願いしています。今年で14年目になります。

― それまでは違う税理士にお願いしていたのですか?

はい。以前お願いしていた税理士は年に3、4回しか来てもらえなくて、あまり相談することもありませんでした。その当時は会社の経理も丼勘定みたいなところもありましたので、これではダメだなと思っていました。そこで人からの紹介で谷口先生のことを知り、顧問税理士をお願いすることにしました。とてもきっちりしている先生だなと感じたことを覚えています。
先生に勧められて会計ソフトを導入、いちからパソコンの勉強を始めました。もちろんパソコンの教室にも通いました。そして会計ソフトでわからないところはすぐに電話で相談に乗ってもらいましたし、よくこちらにも来ていただきました。たいへん迷惑をおかけしました。


谷口
「毎月の監査はかかせません」

 

(谷口)いえいえ、とんでもありません。その会社で長くお付き合いしていたのですが、5年ほど前に石橋様から美容室をオープンしたいとご相談いただきました。

谷口先生に来ていただいてから、経理面においてとても細かいところまで指導してもらい、経理ってほんとうに大事なんだと実感しました。 そこで、美容室のオープンについても、ぜひ谷口先生のところにお願いしたいと思いました。美容室の担当をしてもらっている早藤さんには、オープンのときから相談に乗っていただきました。わたしが頭の中にイメージしていること、狙っている客層や料金体系、人員のことなどを話し、事業計画に落とし込む段階ではとくにお世話になりました。 早藤さんは、とにかく話しやすいのがいいですね。こちらが「どう思う?」と問いかけたら、「そうですね」「それはこうしましょうか?」と、さっと返してくれますから。

(谷口)なんでもお話ししていただいているようで嬉しく思います。月に1回の会計税務処理の監査のためお伺いさせていただき、会計ソフトで入力されたデータを早藤がすべてチェック、完成させてから報告させていただいています。毎月必ずです。これがベースの仕事です。 そして決算期の2、3ヵ月前には当期の業績を予測し、事業成長のための投資や対策についてアドバイスさせていただいています。

予定より早い2店舗目。「美容室ここ」オープン

― 1店舗目のオープンからわずか2年半後に2店舗目もオープン。順調に業績が上がっていたということでしょうか?

予定よりだいぶ早くオープンすることになりました。2店舗目にするならこの場所だと目星をつけていたところがあったんですが、すぐにそのテナントが空いてしまって。5年くらいで2店舗目をと考えていたので少しは悩みましたが、そこはもう直感です。「えい、やってやれ!」と決めてしまいました。

(谷口)石橋様からその話を聞いたときは、まだ時期尚早ではないかと思いました。しかも低料金の美容室にするとのことで、どういう客層をターゲットにするのか、どういうふうに告知をしていくのかなどを気にかけました。
わたしたちの仕事というのは、さまざまな業界の失敗例をものすごく見ていますので、どんなに前向きなお話であっても、まずは「失敗しないためにはどうしたらいいか」をしっかりと考えさせてもらうんです。
しかし、石橋様はすでに確固としたプランをお持ちになっていましたので、わたしたちはそれをお手伝いするだけでよかった。もちろん最初からうまくいくわけではありませんでしたが、じわじわと業績が右肩上がりになっていきました。軌道に乗せていったのは間違いなく石橋様の力です。

「美容室ここ」ではカットを1,890円という低料金に設定しています。長い時間をかけてカット、カウンセリングをしていては利益は出ません。効率よく仕事しながら、しっかりとお客様に満足いただくことが大事です。プラスアルファの満足をしていただくためには、接客態度、お声掛けのひとつひとつを大切にすることです。スタッフには効率よく、しかしけっして流れ作業になってしまわないよう口がすっぱくなるほど言い続けています。
お客様に「料金が安いのにとてもしっかりしている店」だと人に勧めていただけるようなお店にするのが理想です。お客様から「こんなにいい頭にしてもらって、この料金でいいの?」と言われるとほんとうに嬉しいですからね。


「美容室ここ」の店内。すべてのスタッフが丁寧なサービスを心がけている

夢を持つ人を育てたい

― 今後の展望についてお聞かせください。

将来自分の店を持ちたい、店長としてやっていきたいという夢を持つ人を育てたいという想いがいちばんにあります。「スローライフ」をオープンしたとき、わたしは56歳。この歳でもできるんだから、もっと若いあなたたちは何でもチャレンジしなさい、失敗しなさいと言っています。自分で経営しているつもりでお店を運営しなさいと。わたしを踏み台にしてくれていいからと言っているんです(笑)。
谷口先生から経営に関する講演の案内をいただくことも多いので、やる気のある人を連れていくこともあります。そこでなにかひとつでも勉強になればいいと思っています。 野心はまだまだありますからね。若い人たちが挑戦できる場所をしっかりと守るためには、しっかりと利益を上げていくことが大事。今すぐというわけにはいかないけれども、美容室の法人化や、新しい店舗展開のこともつねに考えています。

(谷口)石橋様の直感的な発想を、具体的な数字、計画に落としこむことがわたしたちの役割だと考えています。土台をきちんとさせ、しっかりと支えていくということです。

谷口先生にはいろいろと相談することも多くなると思います。信頼できるパートナーとしてこれからもよろしくお願いします。


石橋様、本日はお忙しい中、 貴重なお話をありがとうございました。


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